どーも!パパナースです。今回は改めて看護師になるための方法をお伝えしようと思います。
そのことを踏まえて、看護系大学に行くべきか?専門学校へ行くべきか?といった疑問の解消になればと思います。
まず看護師になるためには、大学または3年以上の教育を受けて、看護師国家試験に合格する必要があります。

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公益社団法人 日本看護協会
もくじ
☆看護系大学と専門学校ってどっちがいい?
- 看護系大学のメリット、デメリット
- 専門学校のメリット、デメリット
- 結局どっちがいいの?
☆看護系大学と専門学校ってどっちがいい?
ここでは、実際に現場で働いている私が病院での待遇面も含め感じている双方のメリット、デメリットを伝えたいと思います。

・看護系大学のメリット、デメリット
(メリット)
1.将来的に看護師長などの管理職に就きやすい。
2.初任給がやや高い。
3.国家試験に受かれば保健師や助産師、養護教諭一種の資格が同時に取得できる。(大学による)
4.進路や就職先の幅が広い。
(デメリット)
1.学費がかかる。(私立大学だと特に)
2.卒業までの期間が長い。
3.専門学校と比べ、実習の機会が少ない。
初任給が高く、将来的に管理職に就きやすいことは魅力ですよね!
大学によっては海外研修に行けたり、留学できる大学もあります。希望者全員ではありませんが、カリキュラムを受講、指定された実習を履修すれば保健師や助産師の国家試験の受験資格も得ることができます。(学内選考などがあります)
ただ、学生生活は忙しいものとなりますが、、、。また、大卒の看護師も増えており、病院によっては大卒以上の看護師しか採用しない病院もあります。
時代の流れとしては、大学卒業だと思われます。しかし、1年目で入職してからの実践力としては専門学校卒と比較すると劣ってしまいますし、この部分においては、どうしても実習機会の差が出てしまいます。
・専門学校のメリット、デメリット
(メリット)
1.大学に比べ、学費が安い。
2.授業内容が看護師資格取得に直結している。
3.卒業までの期間が短い。
4.実習の機会が多く、現場での実践力が身に付く。
(デメリット)
1.大卒に比べ初任給が安い。(約5000円~10000円程度)
2.スケジュールがハードであり、学校生活が忙しい。
3.進路変更がしにくい。
看護師取得に特化しており、臨床での実践力が身に付く点においては看護系大学より優れています。
実習機会が多いことで、病院に就職した際のギャップが少ないという点も強みです。ただ多くの場合、3年制であるため学生生活はハードであり、自由な時間を多く確保することは難しいです。大卒の方と比較すると、初任給も若干ではありますが低い傾向にあります。
・結局どっちがいいの?

双方のメリット、デメリットをお伝えしましたが、上記のことは進学サイトや一般論として述べられていることです。
臨床で働いている私だからこその意見を率直に述べます。
時代の流れには反しますが、私は専門学校へ進学されることを強くおススメします。
以下、私が専門学校を強くおススメする理由です。
1.実習の中で身体的、精神的にもタフになる。
2.理想と現実のギャップが解消される。
3.学費が安い。
4.大卒者と比べ、病院慣れ(患者さん慣れ)できる。
それでは、なぜ上記のような理由が挙げられるのかを説明していきます。
それは、大卒看護師1年目の離職率が高い傾向にあるからです。せっかく高い学費を払ってまで看護師になっても看護師として働くことができなければ意味がありません。
現に、病院関係者数名から話を伺うと「大卒看護師は潰れやすい」、「即戦力としては専門卒のほうがいい」といった声がありました。
そもそも、新卒看護師が潰れる環境がいかがなものかと思いますが、、、このことは別の機会にお伝えします。
ここでは、特に看護師として働くという視点から専門学校をおススメします。
看護系大学が楽だとは言いませんが、専門学校に比べ時間的に余裕があります。専門学校は正直詰め込み式であり、スケジュール的にハードです。
その中で、人間的にタフにならざるを得ません。逆を言えば、ある程度タフにならないとやっていけません!
実習においても専門学校と比べると、実習機会が少ないため、病院の実際をあまり知らないまま看護師になり「こんなはずじゃなかった」「看護師ってこういうもの?」など理想と現実のギャップに直面してしまうケースが多いように思います。
専門学校に進学し、早い段階で理想とのギャップを解消できる点、看護師ではなく別の道を選択することも可能である点においても有利です。
私の専門学校時代のことを話しますと、1年生の時に基礎看護実習終え、2年生からは領域別実習が始まり、3年生の秋口まで実習がありました。
もちろん実習ばかりではなく授業や定期試験、技術試験もあり2年生後半からは卒業課題である症例研究にも取り組み始めました。
加えて、国家試験勉強も3年生になると本格的になります。看護学生時代はやはり忙しかったですね。ただ、ガムシャラに頑張ってました。その経験があるからこそ今もこうして看護師を続けることができているのだと思います。
今でも仕事で嫌なことがあったりすると落ち込みますが、看護学生時代に身に付けたタフさで乗り越えています!
このような書き方をすると看護師を志す方のモチベーションを下げてしまうかもしれませんが、私はきついとか辛いという感情よりやりがいや達成感のほうが優っているので看護師を続けています!
大学卒にこだわる方、学士の称号が欲しいという方は専門学校へ進学、卒業し看護師資格を取得、実際に看護師経験を経たのちに、より深く、専門的に学びたければ大学へ編入するという流れが理想的です。
そちらのほうが学ぶ目的を明確にしやすく、臨床を知った上で再度学び直すことで、学びを充実したものにできます。
看護師となり、看護師として何をやりたいかという明確な目標、揺るぎない決意があるのであればストレートに大学進学を目指すこともイイと思います。
おわりに
いかがでしたでしょうか?勘違いしてほしくないのですが、看護師を志し大学進学を目指す方、看護系大学を否定するつもりはありません!
ただ、看護師という仕事、現在の職場環境を考慮した私なりの意見です。将来的なことを考慮すると、やはり看護系大学に進学したほうが有利なのは確かだと思っています。
しかし、看護師として働き続けるということは簡単ではないということです。身体的にも精神的にもストレスが溜まり、体を壊してしまう方も少なくはありません。
無理をして、体を壊してまでする仕事ではないと私は考えています。
看護師を志している方、また、進路に迷っている方など悩みや不安を抱えているのであれば私でよければ私の経験からお話しできることもあるかと思いますのでご連絡ください!
少しでもあなたの役に立てれば光栄です。それではこの辺で失礼します。
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